よい店の条件って?
しばらく書いてなかったブログ。
店はヒマなのに、やることはしこたま。
悪循環極まりない。
だが、
そんな日々もそうそう悪くはない。
食べたいひとが来てくれて、飲みたいひとが飲んでくれて、
その分だけ仕込んで。
それで十分なはずなのだが・・・
時世がそうさせるのか、不明瞭な先細り感が頭の中を往来する昨今。
10/31(日)、先輩のバーが六年(たしか)に渡る営業に幕を降ろした。
随分無沙汰していたのもありその最終日、友人と来訪したのだ。
つとめて感傷に浸るような話もせず、いつも通りの飲みだったのだが、
会計を済ませても中々足が外に向かない。
それほど通った店ではないのだが、いざ無くなってしまうとなると名残惜しいのか、
白無垢の壁や立派なカウンターの一枚板をさすりながらいつまでも立ち話が終わらない。
オーナーであり、バーマンでもあるF氏がポツリとこぼした(まさにこぼしたという
表現がぴったりなのだが)、
「何故、辞めるのかが自分でもわからない。だから同じ失敗をまた犯すかもしれない」と。
バーマンとしての振る舞い、店の在り方、その他全てにおいて尊敬でき、十二分に
存在意義のある店なのだが、そしてその自負があるからこその言葉なのだ。
ならばどうして?
答えは僕も彼も、そして同じような価値観を持ち、それを共有してきた人には本当は
解っていることなのだが・・・。
理解出来ない人からみれば一見、道楽やらにしか映らないかもしれないのだが、
実は、やり通さなければいけない使命、それを全うしているだけなのだ。
もっとも商売であるが故に言い訳もせず、媚びることもせず、
黙ってその「任務」を遂行してきたのだと思う。
口惜しい分だけ尚更この「日記」に残しておこうと・・・。
敢えていえばそれは「失敗」ではないと。
素敵な「Bar」がひとつ消えてゆく。
無責任かもしれないが、再び変わらぬスタンスで復活して欲しい
ものだ。
そして一人でも多くの理解者が増えることを願うのだ。
さてさて本日午後、
池ノ上イタリアンワインバー「the apartmennt」の山チャンから紹介してもらった
静岡県沼津港の中卸から、産直の魚介が届きます。
ヤガラ、ゴソ、カサゴなどなど。
実は僕の地元である三島の隣市が、沼津なのです。
なので、魚のツラを見ればこんなの居たなぁ、なんてこと請け合い。
あくまで予定であり決定ではないのですが、仕込んだばかりのスープ・ド・ポワソン
で「ブイヤ・ベース」にしようと思ってます。
長年お付き合いのある築地を反故にしてまで地魚をとる以上はリーズナブルな
お値段で出したいと・・・。
これまた請け合い。
到着次第、写真アップしますので宜しくです。
ではでは。